サイエンスカフェの日時が決まりました!当初予定していた東京会場・徳島会場に加えて、3箇所で開催いたします。
(1) 野辺山宇宙電波観測所、特別公開日の翌日
8月28日(日)11時から野辺山あるいは清里でBISTROチーム19名のなかから誰かがこれまでの試験観測の進捗をご報告します。
(2) 11月6日(日)13時頃から都内で
BISTROチーム19名のなかから2名程度が試験観測の結果と理論予測をお話します(予定)。
(3) この冬の週末、徳島市内にて
2017年2月までに開催する方向で調整します。古屋准教授が秋冬の星座の観測結果を速報します(予定)。
該当者の皆さまは、上記の全てのサイエンスカフェに参加することができます。また、各回の発表スライドは電子メールにて皆さまにお送りいたします。
【研究計画】(2016-05-18初版、05-19末尾の文章を追加掲載)
このたびは、ご支援いただきありがとうございました。皆さまからいただいた研究費は、以下の研究計画を実行するための海外旅費に使わせていただく予定です。
#なお、天候や望遠鏡の状態によって研究計画が予定通りに進まない可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
▶︎2016年:観測1年目
・「へびつかい座分子雲」の中心方向の強い電波源に対して性能評価試験観測(1名派遣)
・「オリオン座分子雲」のうち、データを追加取得(1名派遣)
・「ペルセウス座分子雲座分子雲」中の星団の母体ガスの観測(1名派遣)
・国際チーム全体でのデータ解析打ち合わせ(合計2名派遣)
・日本天文学会秋季年会にてBISTROプロジェクトの進捗状況を報告
▶︎2017年:観測2年目
・「へびつかい座分子雲」の広がった弱い放射成分の性能評価試験観測(1名派遣)
・機械的偏波の較正方法に問題がなければ「へびつかい座分子雲」および「へび座分子雲」の観測(2名派遣)
・国際チーム全体でのデータ解析打ち合わせおよび第一世代論文に関する議論(2名派遣)
・日本天文学会秋季年会にて研究成果の発表
・BISTROプロジェクトを中心とする偏波・偏光観測に関する研究会開催
▶︎2018年:観測3年目
・「IC5146領域」におけるフィラメント状分子雲の観測(1名派遣)
・「おうし座分子雲における」フィラメント状分子雲の観測(2名派遣)
・国際チーム全体でのデータ解析打ち合わせおよび第一世代論文に関する議論(2名派遣)
・日本天文学会秋季年会にて研究成果の発表
・BISTROプロジェクトを中心とする偏波・偏光観測に関する研究会開催
▶︎2019年:データ解析と論文執筆および成果発表
・国際チームの全体でのデータ解析打ち合わせおよび第二世代論文に関する議論(2名派遣)
・国際会議での成果発表(ひとつの会議につき1名派遣、旅費の状況によって2つの会議への派遣を検討)
・日本天文学会秋季年会にて研究成果の発表
▶︎2020年:データ解析と論文執筆および成果発表
・第二世代論文執筆に向けた国際チームの議論へ研究者派遣(2名派遣)
・国際会議での成果発表(ひとつの会議につき1名、旅費の状況によって2つの会議への派遣を検討)
・日本天文学会秋季年会にて論文を発表
▶︎2021年:研究成果のご報告
・BISTROプロジェクトのこぼれ話を含む、一般向け解説書を執筆
以上からご推察いただけますように、これまでにご支援いただいた研究費は、単年度使い切りではありません。一方、本日時点でかなり大きな研究費用のご支援をいただいているため、この「研究計画」を複数年のものに改訂いたしました。
研究者が研究を進めるためには、各自の所属機関が配分する基盤的な経費のほかに文部科学省や日本学術振興会が配分する競争的研究資金である「科学研究費」(所謂、科研費)に応募し、採択されなければなりません。
BISTROプロジェクトを開始した時点で、私たちは当然、この科学研究費に応募することを考えておりました。昨年の場合、徳島大学における科研費の学内〆切りは10月22日でした。これに対して観測所から私どもの観測提案書(Observing Proposal)の受理(Accept)が正式通知されたのが11月11日でした。
BISTROは国際プロジェクトですから、日本国内の事情を待ってくれません。実際、今年の夏には研究者をハワイへ派遣しなければいけません。つまり、この秋の科研費〆切りまで待てないのです。そこで今回のクラウドファンディングとなりました。
皆さまのご支援のおかけで、このピンチを乗り越えることができました。英国、カナダ、中国、台湾および韓国の仲間と約束した観測者派遣には目処が立ちました。
観測者を派遣することと同等以上に重要なことに、望遠鏡で取得されるデータを解析するコンピュータプログラムの開発があります。私どもが使う解析プログラムは持ち込んだ偏波観測装置の機能に合わせて、国際チームでの独自に開発しつつあるものです。試験観測で得られるデータの評価を行いつつ、作成したコンピュータプログラムの機能改善を図ってゆく必要があります。
プログラム開発に関わる日常的な議論は、インターネットや電話で行っておりますが、年に2回程度は6つの国や地域からの開発担当研究者が顔を合わせて、ともにコンピュータの画面を見ながら論文の方向性も踏まえ、議論し、良いものに仕上げていくことが欠かせません。上の「研究計画」にあるデータ解析のための研究者派遣旅費とは、そのことでございます。
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オリジナルポストカード(3枚)
47
人
が支援しています。
(数量制限なし)
学会講演資料(電子版) 他
106
人
が支援しています。
(数量制限なし)
BISTRO-Jメンバーの著書(サイン付き) 他
44
人
が支援しています。
(限定 44 個)
サイエンスカフェ参加権 他
34
人
が支援しています。
(数量制限なし)
BISTRO-Jメンバーによる国立天文台見学ツアー 他
11
人
が支援しています。
(限定 11 個)
BISTRO-Jチームからのサイン付き色紙 他
15
人
が支援しています。
(限定 15 個)
授業のある日に大学の舞台裏に迫る! 他
1
人
が支援しています。
(限定 4 個)
野辺山電波天文台周遊ツアー 他
2
人
が支援しています。
(限定 3 個)