現代音楽に「身をもって触れる」きっかけを作りたい！

支援者の皆さま

大変ご無沙汰しております。

2019年のワークショップ開催時には、皆様のご支援を賜り、あらためまして感謝申し上げます。
おかげさまでたくさんの方にご参加いただき、この企画を知っていただくことができました。

継続的に開催したいと思いながらもコロナ禍でしばらくワークショップを休止しておりましたが、今年から再開することになりました。
今年は８月に名古屋と東京で開催いたします。

こうして第二弾を開催できますのも、2019年にご支援いただいたおかげです。

前回のワークショップにご参加いただいた方もそうでない方も、8月のワークショップにぜひお越しいただけましたら嬉しく思います。

＊ワークショップのチラシ（表裏両面）は以下のリンクからご覧になれます：
https://drive.google.com/file/d/1Lq75qRgryYDPfyjVVgf-JhFQLz1ah_WY/view?usp=sharing

詳細は以下の通りです：
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現代音楽の聴取ワークショップ
ー特殊唱法を自分の声と身体で体験するー

参加者のみなさんに現代音楽の特殊唱法を自分の声と身体で体験してもらい、体験の前後で音楽の聴こえが変化するかを実験するワークショップです。

ドイツを拠点に現代音楽の演奏活動を行うソプラノ歌手・藤田果玲さんと一緒に特殊唱法（体を使っていろんな音を出す技法）を自分の身体で体験し、いつもとはちょっと違う方法で現代音楽に接近してみませんか。

●参加条件：
音楽知識や楽譜知識の有無、演奏経験の有無などはまったく問いません。どなたでも参加可。現代音楽に触れたことのない方もぜひ。
（小さなお子様は保護者の方とご一緒にどうぞ）

●参加費：一人1000円（当日に現金かPayPayで支払い）

●参加方法：
可能なかぎり、参加希望の方はこちらのフォームから事前の参加登録をお願いしております：
https://forms.gle/3oho9HzWkXGsMzgH7
＊登録なしでのご参加も可能です。

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【名古屋開催】
2023年8月5日（土）14:30開始（14:00開場）／16:00終了予定
場所：ルチアホール（名古屋市中村区那古野1-45-5 ルチアビル4F）
アクセス：https://onl.sc/H8C6D61

【東京開催】
2023年8月19日（土）14:30開始（14:00開場）／16:00終了予定
場所：早稲田奉仕園・リバティホール（東京都新宿区西早稲田2-3-1）
アクセス：https://www.hoshien.or.jp/map/

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【ワークショップ趣旨】

このワークショップは2019年から始まりました。

参加者のみなさんに現代音楽の特殊唱法を自分の声と身体で体験してもらい、体験の前後で音楽の聴こえが変化するかを実験するワークショップです。

今回はベリオ〈セクエンツァⅢ〉を扱います。

このワークショップでは、作曲学的知識や史学的知識といった音楽の専門知による作品分析は登場しません。
ちょっと難しいと思われがちな現代音楽に、参加者がもつ発声の身体知でアクセスしようという試みです。

特別な訓練を受けていなくても、生まれてから付き合ってきた身体には発声行為をするための高度なスキルが備わっています。
みなさんが日常生活で発音を操作して自由におしゃべりしたり声色を変えて感情を表現したりできることがその証です。
その身体スキルを使用して音楽を〈きいて〉みませんか。

このワークショップでは音楽の専門知識や経験をまったく必要としません。
現代音楽を聴いたことのない方、演奏経験をもたない方、音楽の知識や楽譜の知識をもたない方の参加を歓迎します。

音楽の専門知による分析ではなく、自己の身体知に照らして音楽に接近することで、他の人とは異なる位置で音楽が分節化されたり異なる意味が音に付与されたりするかもしれません。

誰かに与えられた聴き方ではなく、自分の身体に忠実な聴取のあり方を、自分だけに聴こえる音楽のあり方を、一緒に探りたいと思います。

音楽聴取の新たな可能性を一緒に探ってみませんか。

＊ワークショップ内では身体を軽く動かす場面もあります。
＊発声なしで聴くだけの参加も歓迎します。

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【登壇者プロフィール】

【パフォーマンスおよび発声指導】
ソプラノ歌手
藤田 果玲 FUJITA Karera

愛知県立明和高等学校音楽科、愛知県立芸術大学音楽学部音楽科声楽専攻を卒業。同大学選抜卒業演奏会出演。2016年より渡独。ハンブルク音楽院を経てドイツ国立シュトゥットガルト音楽演劇大学修士課程現代音楽科、同大学修士課程リート科を最優秀の成績で卒業。
第16回大阪国際コンクール歌曲コースAge-Uエスポワール賞、第7回東京国際声楽コンクール奨励賞受賞。愛知県立芸術大学主催芸術講座レクチャーコンサート、ブレヒト・詩と音楽の夕べに出演。Gedok Stuttgart後援、歌曲の夕べ “ Wie… ist die Liebe?” にてソロプログラムを演奏し好評を得る。自身企画コンサート、Was ist Neue Musik!? (現代音楽って何!?)では愛知と東京において公演をし、以降現代音楽のワークショップも精力的に取り組む。ドイツにて多くの初演を務め、国際作曲コンクールUnique Formsでファイナリストの作品の初演を務めた他、Hang Su作曲、政治的音楽劇 THE EATING SHOW でベルリン、ライプツィヒで初演を務める。Schauburg劇場ミュンヘン（Theater für junges Publikum der Landeshauptstadt München）にてGerhard Stäbler作曲Musiktheater SimonにおいてMia役でデビュー、ドイツでの初演を務める。
これまでに江塚由佳子、森川栄子、タンヤ・アスペルマイヤー、アンゲリカ・ルッツ、コーネリス・ヴィトヘフト、ナタリー・カールの各氏に師事。

【企画および進行】
堀内 彩虹 HORIUCHI Ayako
研究者［専門：美学、感性学（聴覚論）、ヴォイス・スタディーズ］。

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＊詳しくは添付のチラシもご覧ください。

企画運営：堀内 彩虹（https://twitter.com/murasakinoyasai）
問い合わせ先：japan.voicestudies@gmail.com

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5月25日に無事にワークショップを開催することができました。
主催側の予想を超えて56名もの方々にご参加いただき、盛況となりました。終了後には参加者の方から口々に「楽しかった！」「ぜひまたやってほしい！」との声をいただきました。ワークショップの内容や当日の様子は6月にレポートにまとめて皆様にお届けしたいと思います。
あらためまして支援者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

支援対象となっているワークショップへの参加フォームはこちらです。
未登録でも参加は可能ですが、資料の準備等の関係上、以下のフォームより参加登録をお願いできますと幸いです。
https://goo.gl/forms/4eK5AB8Dub0DoOnN2

プロジェクト対象となっている一般向け公開ワークショップ「特殊唱法ワークショップーー現代音楽を自分の声と身体で体験する」の詳細が以下のように決まりました。

【日程】2019年5月25日（土）13:00-15:00
【場所】東京大学駒場キャンパス　コミュニケーションプラザ北館2階「音楽室」
【参加条件】参加無料、どなたでも参加可能
【問い合わせ先】駒場ヴォイス・スタディーズ研究会
japan.voicestudies@gmail.com

＊当日とりあげる作品などの詳細については追ってお知らせしてまいります。
＊同日、同会場にて30,000円支援者に向けたクローズド・コンサートが開催されます（開始時間は今のところ15:30を予定しておりますが、改めてお知らせいたします）。

【ワークショップの登壇アーティスト】
ソプラノ歌手
松島理紗（まつしま りさ）氏

経歴：
桐朋女子高等学校音楽科声楽専攻首席卒業を経て桐朋学園大学声楽専攻首席卒業。同大学研究科声楽専攻3年首席修了。成績優秀者として高校卒業演奏会、大学卒業演奏会、第84回読売新人演奏会などに選出される。2017年4月より桐朋学園大学大学院音楽研究科音楽専攻修士課程声楽専攻歌曲コースに特待生として在学中。声楽を大島幾雄氏に師事。
ソリストとして沼尻竜典、高関健、田中祐子、桐朋学園オーケストラらと共演。梅津時比古学長の推薦によるベーゼンドルファー東京でのリートリサイタル、日本演奏連盟主催 新鋭演奏家育成演奏会、スポーツ祭東京2013記念特別コンサートなど出演多数。現代曲を得意とし、新作初演も多く行なっている。
2013年度公益財団法人青山財団第一回奨学生、2017・18年度 一般財団法人福島育英会第一回奨学生に選出される。第19回神戸新聞社松方ホール音楽賞奨励賞受賞、第69回全日本学生音楽コンクール全国大会入選、第1回K声楽コンクール最高位、第3回ロシア声楽コンクール第1位など受賞多数。