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超小型衛星「ARICA」で突発天体ガンマ線バースト解明の糸口をつかむ!

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SUCCESS
坂本貴紀
青山学院大学、教授
支援総額: 2,087,700 円
目標金額: 2,000,000 円
達成率
104 %
サポーター
164
残り時間
終了
募集期間は終了しました
クラウドファンディング、あれから2年/6ヶ月

皆様

青山学院大学の坂本です。最後の活動報告から 1年以上も経ってしまいました。大変申し訳ありません。このたび、academist が10周年を迎えるという事で、10周年のお祝いも兼ねて、久しぶりに報告をしたいと思います。

ARICA の状況ですが、地上からのデータ送信を定期的に試みていますが、通信は依然確立できていません。奇跡を信じて、ほそぼそと運用は続けています。

2号機となる ARICA-2 ですが、昨年度 JAXA の拡充プログラムを終了し、現在は、JAXA の革新的衛星技術実証4号機の選定ミッションとして、2025年度の打ち上げを目指して開発を進めています。今まさに、ARICA-2 のエンジニアリングモデルの製作を行っています (ARICA-2 の開発の様子は ARICA X https://twitter.com/ARICA_AGU にてフォローをお願いします!)。毎日、様々なトラブルの連続ですが、タイトなスケジュールの中、学生は一生懸命に開発を進めてくれています。今年度もアメリカ ユタ州で夏に開催される Small Satellite Conference や 11月に姫路で開催される宇宙科学技術連合講演会にてARICA-2 開発の進捗を報告いたします。

そして、academist。10周年、本当におめでとうございます。私が academist のクラウドファンディングに挑戦したのは、2年半前になります。その時は、ARICA の打ち上げ直前で、クラウドファンディングに挑戦した理由も、純粋に打ち上げ後の ARICA を運用するために必要な経費の捻出というものでした。クラウドファンディングを実施していた 2ヶ月間は、様々な人たちにプロジェクトの事を知ってもらう活動が本当に大変で、私は、それまで頑なに拒んできた SNS をはじめたり、研究者仲間にお願いして対談動画を自分で作成し YouTube で公開したり、学生はポスターを最寄りの駅の構内に貼ったりとありとあらゆる事をやった印象です。そんな中、ARICA は無事打ち上がりました。しかし、ARICA との通信が確立できず、決して"成功"とは言えない状態となってしまいました。熟睡できな日々を過ごしていましたが、ある日、ARICA の開発やクラウドファンディングにもご協力いただいた、青山学院の理事の方と直接お話をさせていただく機会がありました。一通り ARICA の状況を報告したあと、理事の方に「これからどうしたいの?」と聞かれ、私は「可能ならば、ARICA の再挑戦したい」とお伝えしました。そうしましたら、すぐに理事の方が青山学院の学内予算への応募を薦めてくださり、現在の ARICA の再挑戦ミッションとなる ARICA-2 への開発につなげることができました。academist による人とのつながりによって ARICA の再挑戦が現在できています。また、私の想定を超える多くの方々とのつながりもできました。ARICA-2 の開発には青山学院大学の OB の方にもご協力いただいていますが、その方は青山学院大学が衛星を開発し、打ち上げたという事を、ARICA の様々な広報活動で知り、直接、私に開発の協力の依頼をしてくださいました。academist のクラウドファンディングを通じて構築できた人脈が、大きく ARICA-2 の開発に生きているなという事をひしひしと感じています。また、青山学院大学の理工学部 物理科学科に入学してくる新入生からも、ARICA という衛星の名前を聞く機会があり、クラウドファンディングとは単なる資金集めではないという事を改めて感じております。

ARICA は初めて1から衛星の開発をおこなった、私にとっても大きな挑戦でした。その挑戦が"失敗"という形で終わる事なく、現在の新たな ARICA-2 衛星の開発につながっているのは、academist でおこなったクラウドファンディング活動が大きかったと実感しています。多くの方に励ましていただき、多くの方々の協力のもと、衛星開発が続けられています。academist にはクラウドファンディング期間中、手厚く、そして時には厳しくサポートいただきました。academist で頂いた支援は、ARICA の運用、そして、ARICA-2 の開発に利用させていただいております。引き続き、ARICA、そして、ARICA-2 へのご支援、よろしくお願いいたします。

坂本貴紀 / 2024年04月09日
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ARICA-2: JAXA 革新的衛星実証4号機に追加選定

皆様

大変、ご無沙汰しております。青山学院大学の坂本です。ARICA/ARICA-2 の進捗報告が滞ってしまい、大変申し訳ございません。

ARICA ですが、依然として通信が確立できない状態が続いております。週に一度、非常に小さなデータサイズのファイルの送信を試みていますが、機上で処理された形跡はございません。非常に小規模とはなりますが、引き続き、ARICA の運用は続けていきます。

ARICA-2 ですが、幸いな事に、JAXA 革新的衛星技術実証4号機に追加選定していただけました。

https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230208-1_j.html

そのため、ARICA-2 は、JAXA の拡充プログラム、そして、革新プログラムの両輪で現在、開発を進めさせていただけております。今年度、ARICA-2 の開発がスタートした時点では、打ち上げまでの道筋が見えていない状況でしたが、お陰様で打ち上げが見えてきました。タイトなスケジュールとはなりますが、しっかりと開発を進めて行こうと身を引き締めているところです。まずは、今年の夏までにエンジニアリングモデルの製作を目標としています。

また、ARICA-2 が青学TVで紹介されましたので、お時間のある時に以下のリンクにアクセスいただき、ご視聴いただけますと幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=nnGqK1Aejdw

引き続き、よろしくお願いいたします。

坂本

坂本貴紀 / 2023年03月15日
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打ち上げから1年の ARICA とARICA-2 の進捗

皆様

ARICAの進捗報告ができておらず、大変申し訳ございません。ARICAは打ち上げから1年以上が経過いたしました。打ち上げ日である先月は研究室のメンバーと ARICA の1歳の誕生日をお祝いしました。

http://sakamoto-agu.wikidot.com/diary:2022

しかし、残念ながら、ARICA からのデータ受信、そして、ARICA へのデータ送信ともに成功できていない状況に変わりはありません。もうしばらく、必要最小限の通信の試みを続けていきます。

そして、今年度から開発がスタートした ARICA再挑戦ミッションとして位置づけています ARICA-2 ですが、先日、JAXA の輸送/超小型衛星ミッション拡充プログラム (以後 拡充プログラム) のフィージビリティ・スタディフェーズに選定されました!

https://aerospacebiz.jaxa.jp/expansion/call-for-mission1/

拡充プログラムは1年間のフィージビリティスタディを行った後、JAXAによる審査を受け、審査を通過できると衛星開発フェーズに移行します。2年間の衛星開発フェーズを経てJAXAが打ち上げ輸送サービスを選定するというプログラムです。この選定により、ARICA-2 の打ち上げへの道筋が少し見えてきました。現在は、一年後のフェーズ移行審査を突破できるよう、学生と一緒に全力で ARICA-2 の開発を進めています。

青学から拡充プログラム選定のニュース配信もいたしました。このニュース配信サイトからは ARICA-2 の概要図が見られます! 是非、以下のサイトを御覧ください。

https://www.aoyama.ac.jp/center102/2022/news_20221216_01

今後も ARICA、そして、ARICA-2 の進捗を暖かく見守っていただければ幸いです。引き続き、よろしくお願いいたします。

坂本貴紀 / 2022年12月19日
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研究報告レポート 7/15 に延期

サポータの皆様

6/15 に配布を予定していた研究報告レポートですが、大変申し訳ありませんが、1ヶ月遅らせていただきたいと思います。6月末締切の大切な2つの申請書の作成に追われており、手がまわっておりません。これらの申請書の提出が完了する7月からは、研究報告レポートに集中できます。お待たせする事になってしまい大変恐縮ですが、引き続きよろしくお願いいたします。

坂本貴紀 / 2022年06月14日
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3月-4月 ARICA 進捗、ARICA-2 発足

久しぶりの進捗報告となります。

3月はオンラインサイエンスカフェ、そして、2回のオンライン講座を開催させて
いただきました。ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

ARICA の状況ですが、データの送受信とも成功できていない状況が続いております。
定期的に小さいサイズのデータの送信を試みていますが、ARICA でデータが処理された
形跡はありません。引き続き、小さいサイズのファイル送信を続けながら、ARICA
からのデータを待つという運用を続けます。

青学として独自の超小型衛星開発を継続して行っていく体制を構築するため、多くの
他学部、他学科の先生方や外部の先生方にもご協力いただき、学内に「超小型宇宙機
研究所」という超小型衛星の開発拠点を設置しました。そして、このセンターの最初の
プロジェクトとして、ARICA の再挑戦ミッション ARICA-2 の開発を行っていくことに
なりました。ARICA との通信がこのままできないという最悪の状況を想定し、一方で、
ARICA で達成しようとしている科学目標は今でも非常に大切なものであるため、是非
達成したいという思いでの ARICA-2 の開発となります。ARICA-2 の目標は、ARICA
と同じく、民間衛星通信を用いた突発天体速報システムの実証です。ただし、ARICA に
は不足していた、通信の冗長性を考慮し、民間衛星通信機器に加え、アマチュア無線帯を
利用した送信機の搭載を検討しています。また、衛星のオンボードコンピュータとして、
JAXA 革新2号機の RAISE-2 のコンポーネントとして現在、実証が行われているソニー
の Spresense というオンボードコンピュータの利用などを考えています。まだ、打ち上げ
は未定ですが、開発としては 2024年度の打ち上げを目指して行っていく計画です。
ARICA-2 は多くの青学の先生方にご協力いただきながら、オール青山で開発を進めて
まいります。ご期待ください。

今後も、ARICA に加え、ARICA-2 の進捗についても、こちらの academist のページにて
ご報告させていただければと考えております。引き続き、ご支援の方をよろしくお願い
いたします。

坂本貴紀 / 2022年05月03日
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1月-2月 ARICA 進捗

久しぶりの進捗報告となってしまい、申し訳ございません。

1月中旬以降の ARICA の状況ですが、継続してサイズの小さなファイルのデータ送信を定期的に試みていますが、ARICA へのデータ送信、そして ARICA からのデータ受信ともに成功できていません。引き続き、小さなファイルサイズのデータ送信を続けて参ります。

2/17-2/18 に革新的衛星技術実証ワークショップが開催されました。青学大学院の修士論文発表会と日程が重なっていたため、事前録画での発表とはなりましたが、ARICA の開発、そして、現状について報告いたしました。以下の YouTube からご覧いただけます。ARICA の発表は、このYouTube録画の 2:00:00〜となります。是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Jedrk3vFxGc

また、皆様からご支援いただいた研究費が大学の方に入金され、利用できるようになりました。本当にありがとうございました。新年度になるとは思いますが、ARICA の今後、そして、青学での超小型衛星開発の展望などについてご報告できればと考えております。

引き続き、ARICA の応援をよろしくお願いいたします。

坂本貴紀 / 2022年02月19日
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12/25-1/13 ARICA 進捗

皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始にかけての ARICA の状況ですが、データの送受信ともに出来ていません。小さいファイルサイズのデータ送信を定期的に続けていますが、機上で処理された様子はみられません。少なくとも1月一杯は同様の運用を行う予定です。今後も、あまり多くの進捗が期待出来ないため、2週間に一度程度の進捗報告になるとは思いますがご容赦ください。

皆様にご支援いただいた研究費をどのように活かすのが良いか、チーム内での話し合いを継続して行っております。具体的な内容が決まりましたら、皆様にお伝えいたします。

引き続き、ARICA へのご声援、よろしくお願いいたします。

坂本貴紀 / 2022年01月14日
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12/13-12/24 ARICA 進捗

12/13-12/24 の ARICA の状況ですが、以前としてデータの送受信ともに出来ていません。年末年始も定期的に小さなファイルサイズのデータ送信を続け、データの受信を待つ運用を行います。

厳しい状況が続いておりますが、暖かく見守っていただければと思います。皆様、良いお年を。

坂本貴紀 / 2021年12月25日
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12/7-12/11: ARICA, NASA 岡島さんとの対談動画5

12/7-12/11 の ARICA の状況ですが、データの送受信ともに以前、成功できていません。引き続き、定期的に小さなファイルサイズのデータ送信を継続しながら、データの受信を待つという運用となります。また、ToloSat チームの協力のもと、イリジウム衛星との通信可能時間のシミュレーション、そして、衛星自体のハードウェアの検証を続けています。

NASA ゴダードスペースフライトセンターの岡島 崇さんとの対談動画 part5 を公開しました。最終回は、岡島さんがどのようにして NASA 職員になったのか、また、NASA で働くことを夢みている若い方へのアドバイスを聞きました。ぜひ、御覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=N_hVixoH4AM

また、今までの岡島さんとの対談動画 (part1-part5) へのリンクを以下にまとめます。

part1: 岡島さんの幼少期〜大学生
https://www.youtube.com/watch?v=RS8c05ycRlg
part2: 4年生での研究室選択. そして、大学院へ
https://www.youtube.com/watch?v=Gj7q6MF7iCM
part3: 現在、行っている研究
https://www.youtube.com/watch?v=cShYYbTKKQE
part4: NASA での衛星開発
https://www.youtube.com/watch?v=ch9QF_ZPp7g
part5: NASA で働く
https://www.youtube.com/watch?v=N_hVixoH4AM

坂本貴紀 / 2021年12月12日
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12/4-12/6: ARICA, NASA 岡島さんとの対談動画4

12/4-12/6 の ARICA の状況ですが、データの送受信ともに以前、成功できていません。引き続き、定期的なデータ送信を継続しながら、データの受信を待つという運用となります。

昨日、フランス トゥールーズ の ISAE-SUPAERO という機関でキューブサット ToloSat を開発している航空宇宙工学を専攻している学生2名とオンライン会議をする機会がありました。ToloSat では ARICA で使用しているイリジウム衛星を用いた通信を検討しています。ToloSat の打ち上げは 2025年ですが、イリジウム衛星との通信について様々なシミュレーションを行っており、ARICA の現状を把握する上でも非常に有意義なミーティングでした。彼らのシミュレーションの結果などを共有していただける事となり、今後も引き続き、イリジウム衛星の通信について情報交換していきます。

NASA ゴダードスペースフライトセンターの岡島 崇さんとの対談動画 part4 を公開しました。今回は、NASAでの衛星開発というテーマで、NASA ではどのように衛星プロジェクトが選定されるのか、また、NASA と JAXA での衛星開発の違いなど、興味深いお話が聞けました。ぜひ、ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=ch9QF_ZPp7g

坂本貴紀 / 2021年12月07日
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このプロジェクトは、 2021年10月01日(金) 10時00分 から 2021年12月02日(木) 17時00分 までの間に目標金額2,000,000円を達成した場合のみ、決済が確定します。
お支払について
お支払にはクレジットカード(VISA, Mastercard)、銀行振込、コンビニ決済、Pay-easy、PayPalをご利用頂けます。
追加支援について
リターンの金額に加え、追加支援をすることができます。追加支援分には消費税がかかりません。
セキュリティについて

当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。

1,100 円(税込)

研究報告レポート

47 人 が支援しています。
(数量制限なし)

5,500 円(税込)

研究報告レポートにお名前掲載

53 人 が支援しています。
(数量制限なし)

11,000 円(税込)

オンラインサイエンスカフェ参加権

40 人 が支援しています。
(数量制限なし)

33,000 円(税込)

論文謝辞にお名前掲載

15 人 が支援しています。
(数量制限なし)

55,000 円(税込)

オンライン講座受講権

5 人 が支援しています。
(数量制限なし)

110,000 円(税込)

研究室ホームページにお名前掲載

3 人 が支援しています。
(数量制限なし)

220,000 円(税込)

個別ディスカッション権

1 人 が支援しています。
(数量制限なし)

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