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謎多きアリの「居候」の多様性を調べたい!

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SUCCESS
小松貴
九州大学、特別研究員PD
支援総額: 1,557,800 円
目標金額: 1,300,000 円
達成率
119 %
サポーター
116
残り時間
終了
募集期間は終了しました

目標金額を達成しました!

本プロジェクトは、目標金額1,300,000円に達成いたしました。ご支援を頂きました皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。皆様からのご支援を背負って、安全に十分気をつけつつ、誰も見たことのないアリの巣の世界をめいっぱい見てこようと思います。まだチャレンジ期間は残っておりますので、引き続き応援いただければ幸いです。余剰分は、次回海外調査の費用にあてさせて頂きたく存じます。不思議な昆虫の写真や話が満載の出張講演の席は、まだ余裕がございますので、ぜひご検討下さい。

挑戦者の自己紹介

小松貴

はじめまして。小松貴(KOMATSU Takashi)と申します。私は、アリの巣の中でアリと暮らす生物、好蟻性生物(こうぎせいせいぶつ)の分類、行動、進化について研究しています。 2歳の頃、私は家のそばで石を裏返してそこにできたアリの巣を観察する遊びを行っていました。そのときに、逃げ惑うアリの群れの中に茶色いコオロギが混ざっているのに気付き興味を持ったのが、今思えばこの研究の始まりだったのかもしれません。

多種多様なアリの「居候」たち

私たちのまわりにはさまざまな種のアリが生息していますが、アリの巣内をみたことはありますか?実は、ほとんど場合アリの巣にはアリ以外の生物が「居候」しています。彼らを総称して好蟻性生物と呼びます。好蟻性生物には、アリから餌を盗み取ったり、逆に餌を与えて取り入ったり、そうかと思えばアリを捕らえて食べてしまうものもいます。これまでわかっているだけでもその数は10万種以上で、甲虫、チョウ、カタツムリ、ヘビ、菌類などなど…… アリの種によって居候する生物の種もさまざまです。「家主」であるアリの種の特性(大きさ、色・形、性質など)に合わせて、行動や姿を適宜柔軟に進化させながら生きてきたのです。アリという生物自体とても多様性に富んでいますが、それに伴って好蟻性生物の種数や暮らしぶりも非常に多様で興味深いのです。

未開の地アフリカで調査をしたい

私はこれまで、アジア、ヨーロッパ、中南米のアリの巣を研究をしてきましたが、今回新しい挑戦としてアフリカ大陸のアリの巣にどんな居候が住んでいるかを調べに行きたいと考えています。アフリカのアリの巣に関しては、1960年代に海外の研究者が調査旅行を行って以後、ほとんどまとまった調査がなされていません。多くの昆虫が住むアフリカの僻地は、衛生面や治安面から気軽には立ち入れない場所であるためです。ただ一方で、研究対象としては非常に面白いアリがいます。サスライアリという獰猛なアリの仲間は、決まった巣を持たず大群で放浪しながら、行く手にいるあらゆる動物を食い殺す習性を持ち、現地では「人食いアリ」と呼ばれて恐れられています。しかし、このサスライアリの群れの中には、たくさんの好蟻性生物が住んでいるといわれています。1960年代に先人の行った調査は必ずしも完全なものではなく、さらに多くの未知の生物がこのアリの行列に紛れている可能性があります。東南アジアにもこのサスライアリに近い小型のヒメサスライアリというのがいて、もちろんこれにつく好蟻性生物も存在します。面白いことに、アフリカのサスライアリよりはるかに小さくて巣の規模も小さいこれらアリの巣からも、毎回調査に行くたびに必ず新種の好蟻性生物が見つかるのです。それらはいずれも、普通では考えられないような姿形のものばかりです。調査の進まない、しかもはるかに大規模なコロニーを作るサスライアリの巣を調べたら、どれほど大量の新種、しかも我々の想像を絶するような姿かたちの生物が見つかるのだろうと楽しみにしています。

研究費サポートのお願い

謎多きサスライアリの巣穴を調査するため、向こう1年間に二度のアフリカ遠征を何としても成し遂げようと思っています。 (2015年5月:カメルーン 2016年3月:ケニア) そのための遠征費用をサポートいただきたいと考えています。アフリカは全体的に物価が高い上、特に目的の調査地域は安全上の理由から現地でガードマンを雇う必要もあり、滞在費が非常に高額となります。任期付きの不安定な現在の立場で私費により遠征を行った場合、生活に支障をきたす可能性があるため、クラウドファンディングを成功させたく思います。

研究計画

時期 計画
2015年02月~2015年04月 クラウドファンディングに挑戦
2015年05月〜2016年中旬 調査/データ分析
2016年中旬〜2016年下旬 論文執筆&投稿
2016年12月 論文完成(予定)

リターンの説明

リターンの金額に加え、追加支援をすることができます。追加支援分には消費税がかかりません。
1,100 円 (税込)
注目のリターン : 謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

日本国内の地下に生息する、身近にいながら気づかれない奇妙な小動物の生態写真を、絵ハガキにします。中には、私が世界で初めてその生きた姿を撮影した生き物もいます。写真はお届けするまでお楽しみに!※画像はイメージです

リターン内容

謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

35人のサポーターが支援しています (数量制限なし)

3,300 円 (税込)
注目のリターン : 世界の好蟻性昆虫ポスター1点

世界各地で見つけた、アリと「居候」との不思議な駆け引きの姿を切り取った写真をポスターにします。アリをだまし、出し抜く決定的瞬間をとらえたものです。写真は全部で5種類あり、その中から1種類をお送りします。

リターン内容

世界の好蟻性昆虫ポスター1点

6人のサポーターが支援しています (数量制限なし)

7,700 円 (税込)
注目のリターン : 「裏山の奇人」(直筆サイン+コメント付き)

リターン内容

「裏山の奇人」(直筆サイン+コメント付き) / オリジナルエコバック / 謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

40人のサポーターが支援しています (数量制限なし)

11,000 円 (税込)
注目のリターン : 世界の好蟻性昆虫ポスター5点セット

リターン内容

世界の好蟻性昆虫ポスター5点セット

12人のサポーターが支援しています (数量制限なし)

33,000 円 (税込)
注目のリターン : 論文贈呈(謝辞に氏名掲載)

調査後、2016年12月に完成を予定している論文データを贈呈します。ご希望者には謝辞に氏名を記載させていただきます。最後のまとまった調査から数十年ぶりにまとめあげるアフリカの好蟻性生物の調査結果について、ご期待ください!

リターン内容

論文贈呈(謝辞に氏名掲載) / オリジナルエコバック / 謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

8人のサポーターが支援しています (限定 10 個)

55,000 円 (税込)
注目のリターン : 図鑑贈呈(謝辞に氏名掲載)

2年以内に東海大学出版部より出版予定の『アリの巣の生きもの図鑑世界編』の謝辞に、氏名を掲載させていただきます。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど主要な大陸で見つけた好蟻性生物の生態写真が豊富に掲載された、世界的に見ても前代未聞の生物図鑑となります。今回のアフリカ調査での写真も掲載される予定です!

リターン内容

図鑑贈呈(謝辞に氏名掲載) / オリジナルエコバック / 謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

15人のサポーターが支援しています (数量制限なし)

このプロジェクトは、 2015年02月14日(土) 03時00分 から 2015年04月15日(水) 03時00分 までの間に目標金額1,300,000円を達成した場合のみ、決済が確定します。
お支払について
お支払にはクレジットカード(VISA, Mastercard)、銀行振込、コンビニ決済、Pay-easy、PayPalをご利用頂けます。
追加支援について
リターンの金額に加え、追加支援をすることができます。追加支援分には消費税がかかりません。
セキュリティについて

当サイトは SSL 暗号化通信に対応しております。入力した情報は安全に送信されます。

1,100 円(税込)

謎の地底生物 絵ハガキ5枚セット

35 人 が支援しています。
(数量制限なし)

3,300 円(税込)

世界の好蟻性昆虫ポスター1点

6 人 が支援しています。
(数量制限なし)

7,700 円(税込)

「裏山の奇人」(直筆サイン+コメント付き)

40 人 が支援しています。
(数量制限なし)

11,000 円(税込)

世界の好蟻性昆虫ポスター5点セット

12 人 が支援しています。
(数量制限なし)

33,000 円(税込)

論文贈呈(謝辞に氏名掲載)

8 人 が支援しています。
(限定 10 個)

55,000 円(税込)

図鑑贈呈(謝辞に氏名掲載)

15 人 が支援しています。
(数量制限なし)

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